該非判定を進める中で「パラメータシートと項目別対比表、どちらを使えばいいのか」と迷う担当者は多いです。この記事では両者の違いと使い分けを解説します。
(記事「該非判定の進め方」への内部リンク)
該非判定帳票とは何か
該非判定帳票とは、輸出しようとする貨物や提供しようとする技術が法令で規制されているかどうかをチェックするシートです。CISTECが販売しており、通関時や許可申請時の資料として使用されます。
項目別対比表とパラメータシートの2種類があります。どちらも法令上の提出義務はありませんが、実務上は取引先から提出を求められることが多いです。
2つの帳票の違い
| 項目別対比表 | パラメータシート | |
|---|---|---|
| 対象品目 | リスト規制全品目(1〜15の項)を網羅 | 分野別で全品目には非対応 |
| 形式 | 条文に沿ったチェックシート形式 | YES/NO形式の質疑応答式 |
| 難易度 | やや上級者向け | 初心者でも判定しやすい |
| CISTECの推奨 | 初心者に推奨 | 対応品目があれば便利 |
項目別対比表の使い方
項目別対比表は条文に沿った形式で、規制値や材質等を記入する欄が設けられています。政令や省令中に通達で定められた用語がある場合は下線が施されており、第三者が見ても判定根拠がわかりやすい設計になっています。
判定欄の記入ルールは以下の通りです。
- 【】最終判定欄:ここが○になれば「該当」
- []部分判定欄:最終判定を行うための段階的な判定
- 《》除外判定欄:ここが○の場合、同一区切りの[]は通常×
- 〈〉除外に関する部分判定欄
- 非該当または対象外の場合は判定理由の記入が必要
パラメータシートの使い方
パラメータシートはYES/NOで答えていくフローチャート形式です。全部右列にチェックが揃えば「該当」、一つでも左列にチェックがあれば「非該当」になります。非該当が確定した時点で以降の質問への回答は不要です。
途中で「次のページへ」という矢印がある場合は矢印の通りに進み、途中の質問は無視します。
対応する分野のシートがあれば条文を読み解く負担が少なく、初心者でも判定しやすいです。
どちらを使うべきか
自社品目に対応するパラメータシートがある場合はパラメータシートの方が使いやすいです。ただし重要な注意点があります。
パラメータシートに自社製品のカテゴリーがない場合でも、それだけで非該当と判断してはいけません。法律・政令・省令・通達・告示等すべてを確認する必要があります。パラメータシートがない品目については項目別対比表を使います。
入手方法
項目別対比表・パラメータシートはCISTECが書籍として販売しています。電子版はCISTECの総合データベース「該非判定コーナー」(月額制・登録後1年は解約不可)で利用できます。
最新版は2026年2月14日施行の政省令改正に対応した「項目別対比表2026年2月版」です。法令改正のたびに最新版を使用することが重要です。
まとめ
- 項目別対比表はリスト規制全品目対応・条文形式・初心者にCISTEC推奨
- パラメータシートは分野別・YES/NO形式で使いやすいが全品目非対応
- 自社品目のパラメータシートがない場合でも非該当と判断してはいけない
- どちらも法令上の提出義務はないが実務上は取引先から求められることが多い
- 法令改正のたびに最新版を使用する
(外部リンク:CISTEC 該非判定帳票 )
(外部リンク:CISTEC 企業間の該非確認 )
※本記事の内容は2026年6月時点の法令に基づきます。実際の判断は必ず最新の法令およびCISTECの公表情報をご確認ください。


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